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サバクトビバッタ飛来

娘よ、今朝(6/19)の読売中高生新聞の表紙に「もう一つの危機」の文字とともに衝撃的な写真が掲載されていた。畑を飛び交うバッタの大群だ。記事によると、このバッタは、アフリカや中東の半砂漠地帯に生息するサバクトビバッタ。アラビア半島で大発生し、群れで移動、現在、西はアフリカのスーダン、東はインドにまで及ぼうとしているという。問題は、このバッタは食欲が旺盛で、行く先々の作物を食い荒らす。

国連食糧農業機関(FAO)は食料危機に警鐘をならす。新型コロナウィルスとは別の危機が世界を襲っているということである。

大発生のきっかけは、2018年に2回、アラビア半島にサイクロンが上陸したことが影響したとされる。サイクロンが乾燥した半砂漠地帯を潤し、エサとなる草が増え繁殖、地域のエサが枯渇し、移動を開始。行く先々で、サイクロンにより、更に増殖。昨今のサイクロン多発という異常気象が大量発生の一役を担っているという。

今後、どこまで被害が拡大するか、注意が必要であるとのこと。群れは1日に最大150kmの移動をする。7月までに西はアフリカ西端、東はインドにおよぶとみられている。寒冷なヒマラヤ山脈があるため、中国には到達しないとみられている。

被害を食い止めるためには、殺虫剤による駆除が有効であるが、ここでも新型コロナウィルスの感染拡大が障害になっているという。航空機の国際性が停止され、駆除の専門家や研究者の派遣や殺虫剤散布の機材の運搬が滞っている。また、夜間の外出禁止令等により、バッタの群れの位置の特定が難しくなっている。

過去、収束するまでに数年かかっている事例もあることから、長期化は避けられないという。

コロナウィルス禍で大変な中、この夏から冬にかけ、サバクトビバッタの動向からも目が離せない。SDGs(持続可能な開発目標)の2030年の動きもあるがスピード感はない。この緊急事態に世界のリーダー大国はいったいどう動いているのか?自国第一主義か、利他主義(世界の知性であるジャック・アタリ氏の主張)か?また、コロナウィルス禍での「マスク」みたいなことは防げるのか?

高校生で学ぶ「現代社会」は今まさに目の前で大きく動いている。「新しい日常」を考えていく上では、世界のニュースにも目を向ける必要がありそうだ。父より