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持続可能である

むすめよ、SDGsの最初のSは「Sustainable」の頭文字であり、「持続可能な」と訳される。この「持続可能」ということは、ポストコロナのNew Normalにとっても重要なキーワードである。

パンデミックが発生し、緊急事態宣言がだされ、「医療崩壊を防ぎ」つつ「経済活動を続けていく」ことが、今なお大きな課題となっている。今回の第一波では、外出自粛及び休業要請が出され、国民が真摯に対応したことにより、感染者数は収束に至った。また、医療体制(治療薬やワクチン開発、専用外来・病床の確保、検査体制)も確立されつつあり、速やかではないが、事業や雇用そして生活を守るための巨額の財政出動も実施されている。

ただ、次回以降も外出自粛や休業要請をし、それに財政出動をするやり方では、破綻する。持続可能性がないからである。

今回の新型ウィルスにおけるパンデミックにおける、一時的な不安を排除する意味合いでの今回の対応は確かに有効であったかもしれないが、今後、コロナウィルスやまだ未知のウィルスと共存していくためには、外出自粛や休業要請をすることなく、いかなるウィルスのパンデミックが何回来ようと耐えられる「社会システム」を構築しなければならない。これは、コロナが来る前に戻ることではなく、新しく変えるということである。これが「New Normal」にあたる。その中の要素として「新しい日常」があると考えてもいいかもしれない。

この「New Normal」で重要なのは、持続可能であることである。パンデミック直後は不安も大きいため、サイエンスによる「安全」を確保することに加え、心理的な不安を拭い去る「安心」を得ることが重要である。「安心」を得るにはスピードが重要なことから、いささか「無理」や「過剰」な対策になりえ、「無理」や「過剰」なものは、その状態を持続するのは困難である。故に、合理的な改善をし、実績を積みながら、「持続可能である」状態にする必要があり、それは「信頼」となる。

多摩大学大学院の田坂名誉教授は、経済持続体制に対して、デュアル・モード体制を提言されている。事前に非常事態を想定したビジネス形態を準備し、混乱なく切替えられる状態にする。中でも、オンラインモードを取り入れることは、新しい顧客(遠方、性別、子育てママ等)、移動時間ロスの低減、身支度ロスの低減等の 新たな発見があると共に、オンラインを活かした新しいビジネスへの展開が期待される。

日常生活においても、「無理」をしていると感じることがある。今盛んに飲食店等で仕切り板を設置しているが、本当にこの仕切り板を清掃等の管理を含めて持続できるのか?きっと他にも、合理的に解決が可能で、持続可能である状態に改善できるものはあると考える。それを具現化できるのは、現場をよく知っている人達である。現場で知恵のだしどころである。父より